新しい音楽との出会い
日々の生活の中でたまたま目にしたり聴いたりして新しい音楽に出会うことはありますが、たくさんの新曲やアルバムがリリースされる毎週金曜日は、SpotifyとTIDALのプレイリストを必ずチェックしています。
ボクがDJを始めた中学生の頃は、まだインターネットを使って膨大な音楽に簡単にアクセスできる環境ではなかったため、DJのプレイスタイルや選曲を学ぶためにクラブに通ったり、新しい音楽と出会うためにレコード屋に通ってDJのミックステープやアナログレコードを掘ったりと、稼いだバイト代の大半を音楽に注ぎ込んでいました。デジタル化されていない楽曲もかなりあったため、アナログレコードを自分でMacに取り込んでデジタル化していました。多くのお金と時間と労力を使ったと思いますが、良い音楽を自分の足を使って探し、身銭を切って手に入れた経験は、今の自分の情報収集能力や行動力の原体験としてすごく生きていると思いますね。
今はSpotifyの「Premium Duo」プランとTIDALの「HiFi」プランを合わせても月々わずか3,000円ちょっとで、膨大な音楽とミュージックビデオを無制限で聴くことができてしまうので、本当に良い時代になったとつくづく思う反面、昔と音楽との接し方が変わったせいなのか、反射的に身体が動いたり、感情が揺さぶられることが少なくなって物足りなさを感じています。
人は30歳を過ぎるとすでに知っている音楽ばかりを繰り返し聴くようになり、新しい音楽を聴かなくなるという
調査結果がありますが、ボクはいつまでも好奇心を持って新しい音楽との出会いを楽しんでいきたいと思います。