最近新型コロナウイルスの感染が収束してきたこともあり、先月末に1週間ほど休みを取って瀬戸内を周遊してきました。妻の祖父が島根に住んでいるんですが、コロナ禍になってしまって生まれた子どもにまだ会わせることができていなかったので、今回の旅行はそれが目的でしたが、せっかくなので車を借りて広島の尾道まで行き、そこからしまなみ海道を渡って愛媛の松山まで行ってきました。
旅の終着地となる松山では、建築家の安藤忠雄氏が設計した『
瀬戸内リトリート青凪』に宿泊してきました。街から離れた小高い丘に建つ無駄を削ぎ落とした美術館のようなホテルで、総床面積3,500平方メートルにたった7部屋のスイートルームのみという、「ミニマル・ラグジュアリー」というコンセプトの通りの静かで落ち着いた贅沢な空間でした。これぞ安藤建築といった感じのコンクリート打ちっ放しの四角い外観にシンプルなデザインのインテリアでかなり好みでしたね。子供連れでも1日1組限定で、半露天温泉がついたスイートに宿泊可能で、天井から床までガラス張りの窓から、美しい瀬戸内のランドスケープと夕陽をゆったりと眺めて過ごすことができました。